無名精神科看護師のただの戯言ですよ。

『看護は思いやり』を信念に活動する大学教員の戯言です。

大学教員やりながら精神科訪問看護で働く理由~大学教員キャリア迷子物語~

目次

「私は神です」

家の柱に書いた【神】という字を

僕に見せて堂々と言い放ったのは精神科訪問看護の利用者Aさんである。

僕に衝撃を与え、今もなお、忘れることができない出来事。

僕の原点である。

2024年2月3日。

あらためて僕が今でも精神科訪問看護をやり続けている理由を

振り返りたいと思う。

これは不器用な生き方しかできないムメカンが教授になるまでの

苦労や葛藤を描くリアルストーリーである。

僕の生き方や考え方が少しでも誰かの役に立てれれば幸いである。

僕は地域のことを何も知らない

病棟看護師時代、全く興味がなかった精神科訪問看護

僕は精神科看護師は病棟看護の経験が1番だと思っていた。

今、思えば病棟や訪問に優劣はないと思えるが、

尖りに尖っていた当時の僕は病棟看護を極めてこそ、

精神科看護師でしょ!と思い込んでいた。

そんな矢先、大学教員への道、大学院へ進学と

病棟看護から段々、離れていく中で非常勤の教員として、

実習指導をすることになった。

大学院生だった僕は丁度、仕事も辞めていたため、

教育に興味があるし、即答で返事をした。

しかし、精神看護学実習には地域実習というものがあり、

精神科デイケアや就労継続支援A型・B型、地域活動支援センターなどへ

実習へ行くという内容だった。

地域で生活する精神障がい者

そんなこと知らん。

精神科病棟しか経験ない僕が学生へ教えることができるのか?

地域のこと何も知らないじゃないか。

恥ずかしながらこれが僕の精神科訪問看護

興味を持ったきっかけだった。

崩れ落ちる精神科看護観

冒頭でも書いたAさんとの出会いである。

今、振り返っても病棟時代の僕は、

それなりに一生懸命やってきたと言えるくらい

必死に患者と関わってきた。

しかし、そのAさんとの出会いが、一気に僕の看護観を変えてくれた。

今まで一生懸命やってきた病棟での経験が一瞬で

ガラスが割れるように弾けたそんな感覚だった。

幻覚、妄想あるのに地域で過ごせるの?

疎通とれてないのに地域で過ごせるの?

病識ありませんけど、それでいいの?

全く意味がわからなかった。

先輩に話を聞くとAさんはこの症状でも

1年以上、地域で生活しているらしい。

これらは訪問回数を重ねていく内に何となく

理解できるようになってきたが、

やはり地域で活き活きと生活しているあの表情だ。

病院から退院するとこんなに楽しそうに生活しているのか?

好きなタバコを買う。

少し高めのお酒を買う。

部屋を自分の好きなようにコーディネートする。

たまには外食で贅沢をする。

僕らと変わらない生活をしていたのである。

これは病棟しか知らない僕にとっては

とてつもない衝撃で、本当に感動した。

僕が精神科訪問看護を続ける理由

普段は教員として、働いているので、

訪問件数がたかが知れている。

それでも僕が続けているのは、

教科書よりも教員の過去の体験よりも

生の声がきっと学生には響くと信じているからである。

回数が少なかろうと僕は精神科訪問看護師として、

利用者の生の声を聴いている。

この生の声を伝えることができる。

もう1つ。

精神科訪問看護師を学生に知ってもらいたい、

目標にしてもらいたいという願い。

毎年、新卒で精神科へ就職する学生が少ないのは知っている。

それでも僕が伝え続けることで、

1人でも多くの学生が興味をもち、

将来的に精神科訪問看護で働きたいと思ってくれれば

そんなに嬉しいことはない。

いつまで続けることができるのか、それはわからないが、

教授になっても僕は続けているはず。

僕は精神科訪問看護が大好きだ。

 

※ここに記載されたものは僕個人の意見であり、

所属する組織を代表するものではありません。

※ここに登場する人物はフィクションであり、

実在の人物とは一切関係ありません。

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