無名精神科看護師のただの戯言ですよ。

『看護は思いやり』を信念に活動する大学教員の戯言です。

僕は弱い人間だ〜大学教員キャリア迷子の物語〜

目次

強気なことばっかり言っているが

いつもそうではない。

2023年12月9日時点でも弱気な僕が時折出現する。

今回は弱気な話。

これは不器用な生き方しかできないムメカンが教授になるまでの

苦労や葛藤を描くリアルストーリーである。

僕の生き方や考え方が少しでも誰かの役に立てれれば幸いである。

精神科病院の最高峰へ

僕を一言で表わすなら反骨精神。

いつから芽生えたのか、記憶は定かではないが、

思い返すと看護学生の時には芽生えていた。

特に成績優秀というわけではなかったが、

当時から精神看護が一番好きな領域だったので、

精神看護学だけは誰にも負けたくなかった。

精神看護学だけは必死でやっていたので、

成績はもちろん良かった。

当時は地方在住で上京するなんて微塵も考えていなかったため、

自分の住んでいる地域で就職すると決めていた。

もちろん、就職先はその地域での精神看護の最高峰だ。

教員からも何回も止めておけ、と言われた。

しかし、僕は言うことを聞かなかった。

精神科看護師としての自分が精神科病院の中核病院で

どのくらい通じるのか、通じないのか、試したかった。

新人であったが、自分の現在地を知りたかった。

何とも生意気な野郎である。

狙いは1つ。

落ちることなんて頭にもなかったし、

僕は必ず受かると思って就職試験に臨んだ。

更なる高みへ

僕は内定を勝ち取った。

合格発表は実習中だったので、

そのときばかりは実習どころではなく、

合格発表のときは実習着に携帯電話を隠していたので、

トイレで確認しガッツポーズをした。

念願の中核病院での勤務である。

僕の精神科看護がどこまで通用するのか、

ワクワクしかなかった。

今回は本題から逸れていくため省略するが

この病院での勤務経験が僕の看護の原点であることは間違いない。

新人のときから誰よりも早く先輩方や上司に認められたくて、

必死でやっていた。

1年目、2年目、3年目と順調にステップアップしているという感覚は

自覚できていたし、この努力が実って、

のちに僕は大学教員の道を目指すことになるのである。

僕が大学教員になるなんて、当時は想像もしていなかったし、

選択肢にすらなかった。

目指すはこの病院で一番の精神科看護師。

専門看護師になって、師長になって、最終的には看護部長になる!

当時、僕の描いていたキャリアである。

いいわけ

晴れて看護大学で働くことになった新人の僕だが、

初めて働く看護大学は苦難の連続だった。

詳しくはコチラを読んでほしい。

mumekan.com

結果的に一年で退職した。

そこから大学院へ進学し、看護大学に戻ってきた。

ここまで読んでくれたのならば、僕がどれだけ生意気な奴なのか、想像するのは容易だと思う。

次は精神看護学の教員で1番目指しているんでしょ?

将来的には有名な看護大学に行きたいんでしょ?

自分の力を試したいんでしょ?

と思っているかも知れない。

思っていないと言えば嘘になるが、

そんな気持ちはほぼ無くなってしまった。

イケイケで怖いもの知らずの僕が、怖さを知ったのだ。

昔の弱い自分に戻りたくない。

また辛くて苦しい体験をするかも知れない。

この恐怖が消えていないのである。

時折、昔の自分だったら今の自分へ何を言うのか、

昔の反骨精神はどこにいった?

昔の自分なら今の安定に満足していたのか?

歳をとって丸くなったをいいわけにしていないか?

安定と挑戦。

看護師時代の僕ならば間違いなく後者の人間だ。

安定を捨ててまでこの世界に飛び込んで来たではないか。

わかってる。

自分らしくないことも。

だが、それは昔の自分であって、今の自分ではない。

今の自分が自分らしく生きれていると感じるのであればそれが一番じゃないか。

こうやって昔の自分と喧嘩を繰り広げている。

挑戦したいけど、できない自分もいる。

安定を求めてなぜ悪い?

安定している中で挑戦できることもある。

これでいいじゃないか。

そんな自分が時に嫌いになったりする。

これはいいわけなのか?

 

※ここに記載されたものは僕個人の意見であり、

所属する組織を代表するものではありません。

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