無名精神科看護師のただの戯言ですよ。

『看護は思いやり』を信念に活動する大学教員の戯言です。

評価されない僕の生きる道〜大学教員キャリア迷子物語〜

目次

絶望のはじまり

「あなた学生から評判悪いよ」

2023年某月

僕はその場で絶句した…。

これは不器用な生き方しかできないムメカンが教授になるまでの

苦労や葛藤を描くリアルストーリーである。

 

僕はこのときのことを一生忘れないだろう。

大学教育に本格的に携わってはや5年。

それなりに一生懸命やってきたつもりだが、

トップが僕に評価を出した答えがこれか?

あなたは今まで僕の何を見てきた?

僕の何を知っている?

職位の低い僕に人権はないのか?

言われた瞬間、返す言葉もなく、

そして、反論したところで僕の評価が覆らないことを

僕は知っている。

歯を食いしばり、苛立つ気持ちを抑えて、

笑顔で「精進します!」

今でも良く言ったと思う。

大人の対応ができるようになったと

我ながら自分を褒めてやりたい。

 

研究室へ戻りしばらく唖然としていた。

ネガティブ感情が沸々と沸き上がり

怒り…悔しさ…悲しさ…無力さ…

僕の教員として一生懸命やってきたことを否定され

僕の昇進(夢)は終わった。

まさに絶望である。

 

僕の目指す教員像

大学教員の役割は大きく3つ。

①教育

②研究

③社会貢献である。

この3つの役割をバランスよく行うことが教員には求められている。

しかし、現実は甘くない。

この3つをバランスよく活動できている教員は

僕の体感で一握りしかいない。

大学教員は自由裁量の部分が多いとはいえ、

この3つをバランスよく行うとなると

間違いなくブラックだ。

僕なら間違いなく心身が崩壊している。

この3つの役割の比率をどのようにするか、

それは教員の価値観で決まるが、

どことなく看護観と似ている。

 

話を戻そう。

僕はと言うと間違いなく①だ。

教育。

②研究では一流になれないことを僕は知っているし、

③社会貢献をするには知名度が無さすぎる。

僕が大学教員として、生き残るならば、

学生への思いだけは誰にも負けないと言える

教育だけだ。

教育に全振りして、

学生のために全てを捧げよう

そのくらいの覚悟で今までやってきた。

具体的に説明しよう。

学生を否定しない。

当然と笑っている人がいるならば

それはあなたがこれまでそういう教員としか

出会わなかっただけで、ラッキーだったということ。

とても残酷な話だが、

看護の世界は混沌としている。

そんな僕は学生を否定しない、学生のできている部分、

できる可能性の部分に着目し教育を行ってきた。

学生が看護の理解につながるのであれば

何時間でも費やし、学生の相談も受けてきた。

これも当然?

甘い。

全員が全員、やっているわけない。

少なくとも僕はそう思っている。

講義にしても、

どうすれば精神看護のことを興味深く聴いてくれるか、

アクティブラーニングが主流となっている中で、

学生参加型の講義内容をするために日々、試行錯誤している。

そのおかげもあって、

先生の講義を聴いて、精神看護に興味を持ちました!

精神科で働いてみたいと思いました!

学生からの評判も少しずつ良くなっている。

 

絶望からの僅かな光

今でも忘れられないエピソードを1つ。

看護師になるつもりなかったけど、

先生の講義が面白くて、精神科看護師になろうと思いました!

そう言ってくれた学生は今、夢を実現している。

就職活動もよく僕のところに来ては、

どの精神科病院に就職すればいいのか、

相談を受けていた。

思うように就職活動がいかないときもあったが、

挫けず、夢を見つけたその学生はがむしゃらに努力し、

全国でも有名な精神科病院の内定を勝ち取った。

努力すると報われるという体験をどうか忘れないでほしいと

学生に伝え、一緒に大喜びした。

僕が内定したわけではないが、

自分事のように嬉しかった。

ウソだ。

単純に嫉妬した。

全国でも有名な精神科病院で精神看護を学べるという

環境がとても羨ましかった。

僕が嫉妬していることを学生へ伝えると

「先生は恩人です!」と

少し誇らしげな表情をしていたあの瞬間を

僕は今でも忘れない。

 

不器用なムメカン

これは果たして僕の作り話だろうか?

僕と会って話したことがある人なら

多少、理解できるはずだ。

なんせ僕は看護は思いやりと言うくらいの人間だ。

しかし、僕は口や態度が悪いので、

その部分を切り取られたら何も言えない。

でも、それでいいと思っている。

所詮、僕の一部分しか見ずに、

そのような評価しかできないのであれば、

こちらから願い下げだ。

僕を理解しようとしない人へ

理解してもらうように努力する時間ほど

無駄な時間はない。

僕はそういう人間だ。

不器用なので。

僕を評価しなかったあの日を絶対後悔させてやる。

いつもこうやって生きてきた。

僕はあの日、

教員人生を懸けて、やってきたことを

否定された。

あの場面で唯一、学んだことがある。

叱る側は相手が反論しないことを良いことに悦に浸っているのだろうが、

その逆であなたに何を言っても無駄だと諦めているから何も言わないのだ。

 

そして、勘違いをしないでほしい。

僕はこの状況を理解できないが今は納得している。

批判するという気は一切なくて、

この状況に陥ったのも全て僕の責任と思っている。

人生なかなか思うようにいかず、

絶望が続く人生であるが、僕は諦めない。

この記事を通して、

評価で悩んでいる人たちの後押しができれば、幸いである。

最後に、

僕がなぜ自分自身へ無名精神科看護師(ムメカン)と名付けたか?

答えは簡単。

有名になると確信しているから。

 

※ここに記載されたものは僕個人の意見であり、

所属する組織を代表するものではありません。

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